ひがしやま動物病院の日記

2013年1月16日 水曜日

なぜ猫はこたつで丸くならないのか 名古屋 千種区 ひがしやま動物病院

皆様、寒さが厳しい季節ですがいかがお過ごしでしょうか。
関東では記録的な大雪になって連日ニュースになっています。

ところで、犬がベットで丸くなる光景をよく見ますが、猫がこたつで丸くなるのを見たことがありませんし、雪が降っても犬が喜んで庭を駆け回りません。

童謡の「雪」のおなじみのフレーズ。「犬は喜び庭駆け回り、猫はコタツで丸くなる」
さて、この歌の「猫はコタツで丸くなる」の部分に全国の愛猫家の皆さんは疑問を持ち
かけているはず(←勝手に決め付ける)と思うので、今回のテーマは「本当に猫はコタ
ツで丸くなるのか」です。
さて、まず「猫は寒がりか?」というところに焦点を当ててみましょう。答えは猫は本当
は寒がりではない。氷点下5度ぐらいでも平気で出かけられる動物なのです。
雪が降ってコタツにいるのは雨の日は猫は出かけない習性があるから、雪の日に家で
寝ているのは当然のこと。
では、次に猫がコタツでいる姿勢を考えてみましょう。コタツの中の猫はたいがい体を
長く伸ばしたり、お腹を上向けて寝転がっていたりで「丸く」はなっていません。
猫が寒いと感じるのは15度以下の場合で体を丸めます。コタツの中は当然15度以上あり
ますから、「丸く」なる状態になることはないのですね。
では「雪」の歌詞は嘘なのか?ということになってきますが、これは嘘ではないんですね。
「雪」が作られたのは今から100年ほど前。この当時のコタツは今のようなスタイルではなく
昔の置炬燵か掘り炬燵なんですね。火種は炭、タドン、豆炭などでその上のやぐらに布団
をかけているスタイル。当時の猫は今のようにコタツにもぐりこんでいるのではなく、コタツの
上の布団の横に寄りかかって体を丸くして寝ていたのです。だから「猫はコタツで丸くなる」は
コタツに潜り込んで寝ている猫ではなく、コタツの布団に寄り添って寝ている猫の姿を表わし
ているのです。今の時代に歌詞を変えるなら「猫はコタツで長くなる」もしくな「猫はコタツで
伸びている」といったところでしょうか。

なるほど。ご参考までに。


投稿者 ひがしやま動物病院

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